真昼の恋人たち
カップルを見るのが好きだ。
並んで歩いていたり、隣同士で座っていたり、この人たちはどういう距離感で一緒にいるのかなと想像をする。
並んで歩いている後ろ姿を見かければ、最近付き合いだしたばかりなのかと思うぐらい初々しい二人の間を眺めて少女漫画を読んでいるような気分を味わったりする。
電車の窓からホテルを眺めていれば、出てきたカップルはなんだかぎくしゃくとしていてドラマ性を感じたりもする。
目に見えているただのものごとが、会話のニュアンスだったりその場の空気で変化していくのが面白い。
そういうものごとに、一視聴者から当事者にして巻き込んでいく可能性があるのが芸術なのかな。ちょっと前に主宰とした、芸術がみんなの生活必需品になればいいねって話を思い出す。
私の生活必需品はなんだろう
やっぱり毎日何かを撮ってるから写真かな
好きな人たちと連絡が取れなくなると思うとスマホもなくなると困る コンタクトや眼鏡がなかったら、何にも見えないし
そう考えると、ミニマリストにはなれそうにもないな。
私は物ではないけれど、自分の作ったものや私自身が、誰かの人生や生活必需品の一部になれればいいなと思う。
写真は学生時代に行った韓国での写真。 韓国のカップルは日本よりも距離が近い印象がありました。